陶器とは

陶器のお焚き上げ

陶器とは茶碗、湯のみ、コーヒーカップ、お皿、仏具の花瓶、線香立て、ロウソク立て、香炉、神仏像、置物の人形などです。顔だけ陶器の人形や、板に張り付けたお面なども陶器製品に含まれます。

陶器の性質

陶器は土をこねて成型し、高温で焼いたものですから火の中に入れても燃えるようなことはありませんし、粉砕しても元の土に還ることはありません。

陶器自体が土の産地による色や手触りの感覚の違いがあり、焼成にしても低温で焼いたものから高温で焼いたものまで様々な種類があり、釉薬や絵付けなどが施されていますので、再生利用することが難しく、処分するには割って埋め立て処分することになります。

縁起物としての陶器

縁起物としての陶器

縁起物としての陶器は干支の置物、神仏像などで、寺社の参道や屋台、土産物屋などで販売していたりしますが、寺社で頒布している物でしたらお礼を添えてお還しすればよいですが、他で買った物を縁起物だからと寺社のお焚き上げに持って行くことは迷惑なことになります。

神仏に関連する縁起物はゴミとして捨てるとバチが当たりそうな気がするものです。

そういう時にはお焚き上げ供養を利用しましょう。

亡き人の遺品としての陶器

亡き人の遺品としての陶器は、日用品として普通に使っていた物でしたら燃えないゴミとして処分しましょう。

或いは思い出の品、記念品として頂いたなどの場合で亡き人が特に大切にしていた物で、亡き人の元に届けて差し上げたいような物でしたらお焚き上げ供養を利用します。

陶器をお焚き上げに出すには

陶器は燃えませんのでお焚き上げに出しても火の中に入れませんし、仮に火の中に入れても割れた残骸が残ることになります。

また万一爆発したりしますと大変に危険なことですので、寺社で頒布した御札やお守りの供養のために行われるお焚き上げに陶器を持ち込むことは禁止されていますので気を付けたいところです。

有料で受付しているお焚き上げで「陶器も可」と表示されている所でしたら出しても構いません。

陶器のお焚き上げ

やすらか庵ではお焚き上げ供養品に関しては金属でも陶器でも構いませんが、何でも火に投入するのではなくて予め分別したりしてお祓い供養したり、お焚き上げの火にかざすことで供養とするなどの対応をさせて頂いております。

お焚き上げ供養にご理解とご協力を

陶器などの燃えない物に関しては一つ一つを吟味して場合によっては火に投入することもあり、ご依頼の皆様のお気持ちを察しながらの対応となります。

予め分別したものをお焚き上げ供養の火にかざして供養したりしていますので、結果的に手間が掛かってしまいますが、依頼された物の気持ちや願いを成就することだけは遂行しているつもりで御座います。

火に投入した陶器でも火が消えた後で分別しており、灰の中から探し出すこともまた大変な事ですが、毎回最後には綺麗に片付けさせて頂いております。

こういったことをご理解の上で少しでも不燃物の削減をご協力頂ければと思います。

お焚き上げ供養のご利用にあたって

やすらか庵では困った方の救済という目標を掲げており、お焚き上げ供養に関しても、物に対して悩み苦しんでおられる方や、どうしても成就したい気持ちがある方などがたくさん居られることを痛感しています。

そういった方のお手伝いが出来ればと思っておりますので、私共も可能な限りどんなに面倒なことであっても喜んで引き受けさせて頂く所存でございます。

人形などで顔だけ陶器の場合はお焚き上げ供養して最後に灰の中から分別しますが、そういったことはこちらで行いますので、そのまま出して頂いて結構です。

宅配便を使ってダンボール箱の中に入れる時には、新聞紙や布などで包んで運搬中に割れないように、そして他の硬い物に当たらないようにしてください。

毎日供養

やすらか庵では皆様からお預かりしたお焚き上げ供養品は毎日読経供養しています。

何故毎日供養なのか

何処でもそうですが、一旦お預かりしたお焚き上げ供養品は年に1回開催されるお焚き上げ供養までの間は保管されたままであり、お焚き上げ供養さえ実施すれば十分に目的は達成されるのですから、お焚き上げ供養品に毎日の読経供養をしている所はありません。

しかしながら私共は皆様のお気持ちや願いなどを感じ取り、それを成就させようと思いましたら、毎日祈願することはとても大切な事だと実感しているのです。

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