最近の台風

ここしばらく、毎日暑かったことを思えば、今の涼しさは少々湿度が高くても実に快適で、久々にクーラーのお世話にならずに過ごせております。皆様方には夏バテはされていませんでしようか。

今まで夜でも25度を下回ることがなかったということは、地上のあらゆるものと、地下のかなり深くまでが夏の太陽にじりじりと焙られて高温状態になり、熱の固まり状態にあったためだと思われますが、雨が降りますとその熱がみるみる下がっていくことを肌で感じる次第です。

そういう意味では台風も決して無駄なことではなくて、暑くなったものを冷まそうとする自然の成り行きであり、訳あっての天からのお計らいだということになります。

毎日毎日熱中症になって救急車で運ばれる人の数は今年だけでも数万人規模で、お亡くなりになった方も多数おられますので、たとえ一時的であれ涼しくなることは、皆が安堵することであります。

雨は先ほどの西日本のように災いの雨になることもありますが、恵みの雨でもあり、全ての生き物に潤いを与えてくれます。

さて、今回の台風、私がおりますところの千葉県を狙っていて、その後はブーメラン状態で逸れていきそうですが、最近の台風は行き場を失ってくるっと回ったりして予報がしにくいようで、お天気を変えてしまうある意味地球規模の人的な要因もプラスされているのではないかと思われます。

私が子供の頃には台風が来るとなれば雨戸を閉めたり、板を釘で打ち付けたりしておりましたが、最近は雨戸を閉めている家なんてあまり見かけないですね。というかマンションなんかには雨戸が付いていないですよね。私の所の母屋には雨戸がありますが、めったに使わないので、引っ張っても出て来なくなりました。

この雨風の中でもセミだけは一生懸命に鳴いております。雨が降ろうともお日様が照らそうとも、今の一瞬を精一杯生きなければ、あっという間に命が終わるのですから、その時間の大切さを私達に訴えかけているようです。