やすらか庵(安羅迦庵)が所有するやすらかの森は里山という感じで、
古くから人との共存として、利用されてきたようです。
しかし、最近では食料や燃料としての利用が無くなってしまい、
どこも荒れ果てています。イノシシも降りてくるようになりました。
それでも出来る限りそのままの自然を維持していますので、
植生の幅は広く、いろんな木が生えています。
木の名前をあまり知らないのはいけないと思い、
最近は改めて木のことを知るべく少しは勉強中です。
やすらかの森では落葉樹が多いため、冬になると葉を落とし、
枝だけのすっきりとした姿になっており、写真の木はコナラで、
どんぐりが生りますので、動物が良く来るのです。
この木は結構硬くて、またシイタケの原木にも向いていて、
シイタケの原木にも使えるのですが、なかなかそういう利用はされないですよね。
今はすっかり葉を落としていますが、もうすぐ芽吹く季節が到来すれば、
一斉に葉を茂らせ、若い葉の匂いで溢れます。
必ず春になったら芽吹くことは、一度も欠かしたことの無い自然の摂理、
芽吹くことで命が盛んになり、成長するのです。
私達もその大きな力を頂けるのです。