仏教における蓮の花

仏教に於いて蓮の花はとても重宝され、仏様の座る椅子になったり、仏の世界の荘厳に使われたりと、いろんな場所に登場し、お盆のお供えに使われるように、夏の時期に咲くものですが、この写真は今から1か月前ですが、子供が通っている小学校の校庭に咲く大賀ハスです。

大賀ハスとは1951年(昭和26年)に千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場(現在の東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から採取された種を発芽させてもので、栽培されて増やした株を全国各地に移植しているものです。

二千年前の弥生時代の命が今芽吹くのですから、命の不思議さに驚くと共に命の尊さがこのような神秘的な美しさにになっているのではないかと思います。

泥にまみれた俗世間に根を張っていながらでも綺麗な花を咲かすことが出来る心が仏であって、私達のすぐ傍に仏がいるのです。