やすらか庵の敷地内には桑の木が何本もあって今はちょうど桑の実が生っているころですが、最近ちょっと気になることが…
それは葉の裏に白い綿毛のようなヒラヒラがあって風が吹くたびにヒラヒラとしていて、強い風が吹くとそのヒラヒラが切れて飛んでくるのですが、気になるので近くで良く見てみますと
綿毛ごと少しずつ動いているではありませんか、虫のおしりから綿毛が出ているのですが、何か見たことあるような虫で…
調べてみますとアオバハゴロモの幼虫であることが判明しました。夏になると普通に出てくる虫ですね。
手で触れたりすると、よく発達した後あしで「ピョン」と跳ねます。
カメムシ科ヨコバイ亜目アオバハゴロモ科に属し、柑橘類やイチジクなどの果樹、マサキなどによくみられる吸汁性の害虫とされていますが、放っておいても被害が大きくなることはないそうです。
このヒラヒラはおしりから出している蝋物質でその粉末を全身にまとうので葉っぱの裏は粉だらけでその様子は「しらこばば」と言われるそうです。
このヒラヒラには何らかの意味があって決して無駄なことでは無いでしょうけれど、ヒラヒラしている物にはつい目が行ってしまうもので、不思議な光景を見せてくれるものです。