散骨で遺骨の引き取り

まだまだ寒い日が続きますが、皆様風邪など引いてはおられないでしょうか。

今日は埼玉の新座まで散骨での遺骨のお引き取りに行かせて頂きました。

以前から皆さんに交通費ぐらいは貰えば、と言われるのですが、

余程遠い所ではない限り頂かない主義でございます。

やすらか庵(安羅迦庵)からは東金有料道路、京葉道路、首都高速を使って行くのですが、

今日もまた空気が澄んでいて、良い写真が撮れました。

首都高速5号池袋線の戸田南付近だと思うのですが、

またもや富士山が見えましたよ。

車が走っていながら窓の閉まった車中から撮った一枚です。

何回見れても有難いものですね、高い山というものは、ただ高いだけで

とても神々しいもので、冬場の特に雪を被っている姿は、もう神様ですね。

神様はどこから見ても光っているというか、美しいものでございます。

散骨のお引き取りなのですが、高野山真言宗のスローガン「生かせいのち」を

活かせないだろうかと考えながらの道中です。

少しでも高野山真言宗の立場としてお大師様に近づければと思います。

亡き人のお片付けではありますが、そのやり方によっては、

生きている人の生き方に多大な影響を与えるものです。

亡き人を通して、自分の行き方を見出すことが大切なことで、

宗教がある所以なのです。

今年からは、亡き人の救済と共に、生きておられる方の救済になればとの

想いで取り組んで参ります、私が行きましたら、

必ず何かしら生きるための希望が湧いてくるようにお話をするか、

拝まさせて頂くか、するつもりでございます。

そういう意味での出張僧侶でございます。