台風の後片付け

自然災害の中でも台風は進路や雨風などのある程度の予測がつくので、テレビのニュースや速報を見て事前に対策をしておくことが出来ますが、対策と言っても水や食料、ラジオ、懐中電灯などの準備や窓ガラスの飛散防止などの準備で精一杯であり、例えば家が倒れる程の風が吹いたり、竜巻で飛ばされてしまったり、水害で家が流されたりすることが実際にある訳で、それに対する準備などは何も出来ないものです。

台風19号は雨台風の要素が強く、河川の氾濫で多くの方が犠牲になり、浸水被害も甚大なものでした。被災者の方には心よりお見舞い申し上げます。

12日の夜9時頃に千葉県に最接近しましたが、テレビを見ていても河川の増水が報道され、避難勧告が各地に出ていましたが、台風被害がどれ位あるのかは分からずじまいであり、多分翌朝のテレビでは大変なことになっているだろうなとは思いましたが、あとは天任せであり、祈るしかないという状況でした。

翌朝のテレビでは各地の堤防決壊のニュースが報道され、凄まじい爪痕を残していった台風ですが、過去最強クラスと言われた台風ですから、家が飛ばされても仕方ないと諦めていたのですが、家が無事であったことは有難いことで、自然の猛威には備えることが出来ても抵抗できない、ただ通り過ぎるのを祈るしかないということがよく分かりました。

災害で亡くなられた方や被災された方には何で自分だけがこんな目に…と思われるかもしれませんが、私達は太古の昔から豊かではあるが時には荒れ狂う自然の中で生きてきた訳ですから、困った時はお互い様、お互いに助け合うということで乗り越えてきた、これが日本人の心の原点ではないかと思います。

そして台風やハリケーンの大型化、凶暴化の原因には私達の快適な生活のために使われるエネルギーの大量消費による温暖化も影響していることを認識し、無駄のない生活を実践していくことも重要です。