墓じまいの時にお墓から取り出したお遺骨を合葬墓に納骨する時に拝んでいる様子です、衣を着けて読経することもあれば作業着に着替えて作業することもあります。
これまでは個別のお墓に居られたお遺骨も、後継者が居ないために合葬墓に移させて頂くのですが、亡き人に対して長年慣れたお墓から新天地に移させて頂く事に対してお断りを入れると共に、今後に於いてもこの場所から守って頂けますようにとの思いを込めさせて頂いての読経です。
合葬墓という施設は皆が一緒に入る施設ですので、寂しい思いをせずに済みますが、ある意味不幸な方や不運な方もたくさん眠っておられます、そして合葬墓には一度入ったらもう二度と外に出ることは出来ません、最後のお別れです、亡き人には最後の安住の地と悟ってもらうしか無いのです。
亡き人に対して事情を分かって頂くということ、そして安らいで頂くためには仏の教えである読経と宇宙のリズムであるマントラが是非とも必要なのです。