船底掃除

船というものは大変に手間がかかるもので、釣り好きな人が憧れるマイボートも、所有して当分の間は維持することの面倒さも全く苦にはなりませんが、釣りにあまり行けなくなってしまったら、維持することが苦痛になってきます。

船を買って釣りに行くよりは、スーバーに行って好きな魚を買った方がずっと安い魚が食べられます。

船は留めておくにしてもロープで結んでいるだけのことですから、台風が来る前に補強して、通過後には見に行ったり、エンジンも塩水の中に付けて動いているのですから故障が多く、とにかく面倒な事ばかりです。

船底掃除も然り、船は車と違って留めておくだけでフジツボや貝が付着してきて、それが抵抗になってスピードが出ない、燃費が悪くなる、エンジンに負担が掛かるなどの悪影響を及ぼしますので、少なくとも一年に一回は上架して貝を落とし、船底塗料を塗るのですが、これがまた重労働で、特に船の下に潜り込んでの船底塗料塗りは体をねじって頭の上のペンキを塗るのですから、ペンキが垂れてきて被りまくりの作業なのです。

昨日より2日間かけての作業で、これが終われば船のスピードが劇的に早くなりますが、早くなると言っても通常の速度に戻っただけのことなのです。