人生はまさに「光陰矢の如し」あっという間に終わってしまいます。夫婦の御縁は今生限りだと思っていても、実は遠い昔にご縁があったような、無かったような…
若い時には喧嘩ばかりしていても、歳を取れば不思議とお互い空気のような関係になっていて、御縁の訳が分かりかけた時には人生終わりが近づいて、生まれながらに頂いた「何かに気が付きなさいよ」という天命がまだ分からぬままに終わってしまうのです。
誰もが皆、訳あって夫婦となり、訳あって家族となっているのです。
学校や会社、仕事の人間関係も友人関係も、訳あって頂いたご縁です。
その訳を探求するのが仏教であり、修行なのです。
お金もそうです、自分が稼いだから自分が何に使っても良いではなくて、稼がせて頂いたからこそ他を喜ばせるために使うのです。
お金のお札(おさつ)は、元は神々が私達に頒布したお札(おふだ)のことですから、神々のために使うものだったのです。
目の前に与えられたものに対して心から有難いと感謝して、自らの課題として取り組むことが修行なのです。ぼーっとしていたらすぐにお迎えが来てしまいますよ。
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