山茶花

やすらか庵(安羅迦庵)では今ちょうど山茶花が咲き乱れていて、とても綺麗です。樹の高さが5メートルを超えるので、花が満開になりますと、樹全体が赤に染まります。

山茶花と椿は両方ともやすらか庵(安羅迦庵)にありますので、散骨の時のお花として使わせて頂く事があります。山茶花と椿は花も葉も良く似ていますので分かりにくいのですが、花の散り方に違いがあります。山茶花は花びらがパラパラと散り、椿は花が首から上がポトッと落ちます。

首から上がポトッと落ちる椿は、首が落ちるという縁起の悪さから武士には嫌われたようですが、山茶花も椿も切り花にしたり、散骨のお花として使う場合には、あまり咲ききっていない若いお花を使えば、しばらくの間はそのままの綺麗さを保ちます。