私達が生きている時の行いは取り消すことが出来ませんし、やり直すことが出来ません、仏教で言うところの自業自得とは、自らの行いの結果は自ら受けるということであり、自らの善悪の行いの結果が何時になって自分が受けるのかは神のみぞ知るのです。
この世の行いの全てを次の世で清算するのが輪廻転生であり、死後に閻魔大王の審査があるとしたら、私達は悪業の方が大いに決まっています。この場に及んで、いくら素晴らしい戒名が付いていた所で何の役にも立ちませんし、賄賂も通用しません。
自らの行いが善業よりも悪業の方が多いと思ったら、どうせ悪業は消えないのなら、善業をただひたすらに増やすしか救われる方法はありません。善なる行いとは、自分の為ではなくて、他の為にする行いのことです。善業を積むということは人のためでもあり、いつかは自分の為でもあるのです。