今年の己亥の歳は大きな変動が起こる年で、新天皇の即位は国家的な変遷ですし、台風などの自然災害もそうでしたが、沖縄の首里城の焼失は琉球王国の象徴が無くなったともいえる事態で、国民の財産が一夜にして無くなるのですから、私もそうですが、自分の家が燃えた位のショックを受けた方がたくさんおられることと思います。
諸行無常の真理から観ればいつまでも続くものは無いということで、どんなに立派な建物でもいつかは必ず無くなるのですが、このような建物の存在は歴史と伝統を伝えるためのものであり、先人たちが築き上げたものを次に伝える場所としての価値は計り知れないもので、何とか再建して頂きたいと願うばかりです。
木造建築は燃えだすとあっという間に焼失することから、二度とこのような悲しい事態にならないような対策が是非とも必要です。