人工知能の神格化

最近はやたらとAI(人工知能)と言う言葉を聞くようになりましたが、AIとはコンピューターを使った知能のことで、自分で考えるということを特徴とし、場合によっては人に対してアドバイスしたり人の代わりに働いたりします。

人がどのように考えて行動するかという思考の膨大な量のパターンを集めることにより私達が考えるよりも高度な思考が出来るので、今では将棋や囲碁でもAIの方が強くなり、名人が負けてしまう時代です。

元々AIも私達人間が作り出したものですが、検索エンジンもAIであり、自ら考えて結果を決めるという役目を果たしていますので、検索エンジンの出てくる順番にしてもAIが決めたことなので、誰も逆らえないのですが、順位を決めるアルゴリズムは人間が追加していますので、あくまでも人が関わっていてはいるものの、AIが決めた順番に皆が振り回されているのが現状です。

問題なのは最近のAIが神格化されていることで、○○様様といった呼ばれ方をされ、人知を超えた決定権を持つ神として崇められていることです。

スマホのナビ機能などもAIが使われており、多くの情報を瞬時に解析して最新の道を案内し、到着時間がとても正確で、最も適切なルートを教えてくれるものですから、誰もが絶対的に信じてしまい、言われた通りのルートを通りますが、それでもたまに車で階段を走れとか、絶対に通れないような細い道を案内したりしますので、これでエライ目に遭った人は多いのではないでしょうか。

AIは神ではありません、あまりに信じすぎますと痛い目に遭いますので、うまく付き合わなければいけません。