今は我慢の時
2020年は何と言っても世界中が新型コロナの影響で打撃を受け、未だに拡散の一途をたどっていますが、その社会的、経済的な損失は計り知れません。
自分だけではない、世界中が巻き込まれているのだから、今は我慢しようという気持ちを持つこととが大切です。
命が大切か経済が大切か
私達は仕事をしてお金を得て、そのお金で毎日を暮らしていくという経済社会の上で生活が成り立っていますが、その経済社会のシステムが新型コロナの影響で破綻寸前という所まで来ています。
新型コロナの爆発的拡散により社会封鎖や自粛などが長引けば長引くほど解雇や倒産が増え続け、新規採用の窓口も狭くなるばかりです。
私達は今の時代の便利な生活に慣れてしまって、お金さえあれば外国旅行に出かけたり美味しい物を食べに行ったりする情報をスマホで調べ、気に入ったものがあればすぐに予約が出来る便利さはもう手放せないと思います。
経済社会は私達の欲望をいとも簡単に満たしてくれるのですから、その便利さを手放したくないが故に、新型コロナが拡散しても「まだ大丈夫」「今なら大丈夫」「私は大丈夫」などと自分の都合のいいように解釈してしまうのです。
おまけに経済主義の利権に関わる議員が国民の命などお構いなしにGotoキャンペーンなどの馬鹿げたことをした結果として、感染の爆発と言う最悪の事態になってしまい、それでもまだ再開する予定ですから、世も末です。
政治家は国民の命と健康、そして幸せを守るのが仕事のはずですが、お金儲けばかり考えて他の利益など全く考えることなく、国民の乗った日本丸が沈没寸前なのに自分達の利権を必死で守ろうとしているのですから、私達は国の政策に踊らされないようにしないといけません。
命が大切、自分の命は自分で守りましょう。
今は有事なんです
有事とは「武力に訴えるような事件、事変が起こること」であり、要するに戦争が起こった状態のことですが、新型コロナウイルスにより、世界では現時点で約180万人が亡くなっているのですから、これは大変な事であり、世界中で核戦争が起こったようなものです。
平和ボケ
明治、大正、昭和は戦争があって、大変に苦しい時代を乗り越えてきたのですが、私達は平成の時代に戦争の無い時代を体験し、今日明日の命の保証が無いという恐怖を経験することはありませんでした。
私ですら戦争は経験していませんが、戦時中は自由が奪われ、自分のしたいことは何も出来ず、食べたい物も食べられずに苦しい生活で、我慢の連続だったのです。
戦時中は皆「欲しがりません勝つまでは」と教えられ、耐え続けたのです。
平和な時代はとても素晴らしいのですが、皆が平和に慣れてボケてしまうと、何があっても大丈夫、誰かが何かをしてくれると感じてしまう人が多くなることが問題なのです。
来年も困難の年です
来年も新型コロナの影響で困難の年が続きますが、今は有事であると割り切ることです。
しかし有事であってもまだ自由は残されていて、上から爆弾が落ちて来るでも無し、強制的に国から召集される訳でも無し、食料が配給されるような事態でもありません。
楽しい旅行や美味しい食事も少し我慢して、家族の時間を大切にしましょう。
家の中では笑い声が絶えないようにしましょう。
笑い声の絶えない家には疫病神が来ることはありません。