皆様明けましておめでとうございます。
2020年は新型コロナに振り回された年でしたが、今年もそういった状況は変わりませんので、世の中や政治に何か期待しても当てが外れるだけで、期待するだけ無駄という事が良く分かった年でした。
人や世の中が自分のために何かしてくれるだろうと思ったら大間違いです。
夫婦であっても相手が自分に何かしてくれるだろうと思ってはいけません。
大切な事はただひたすらに相手に尽くすことです。
尽くす相手は夫婦、家族、会社、学校、社会などであり、「役に立つ」ことをするのです。
たとえばお掃除、誰もしないのを見て見ぬふりはいけません。
誰かにさせようとすることもいけません。
自分がするのです。
そんなバカバカしいこと出来るか、と思ったらもうおしまいです。
掃除は心の垢を落とすための大切な修行です、せっかくの修行のチャンスがあるのにしないのは、仏様から頂いたお仕事を断ることと同じです。
仏道の修行は自分の心の垢を落とすためにするのであって、それは自らの魂の成長の為であり、死後の世界の為であり、全てが自分に最終的に跳ね返ってくる問題なのです。
この世の中で人の為に尽くすことは最終的に自分の為でもあるのです。
しかし見返りを期待してはいけません。
お掃除をしてもお金が入る訳でなし、誰も褒めてはくれませんし、感謝される訳ではありません。
全ては何の見返りもない「世のため人のため」なのです。
新型コロナで大変な時代になってしまいましたが、こういう困難の時代だからこそ「世のため人のため」に自らの命を使わなければいけません。
新しい年が始まってしまいました。
丑年は植物の成長で言いますと種が発芽して芽が出て「紐」のようになった状態のことです。「紐」から「糸」を取れば「丑」になるのです。
これから植物として成長できるか、枯れてしまって淘汰されるかの大切な時期なのです。
せっかく発芽したのですから、枯れてしまわぬように、皆で頑張って乗り越えていきましょう。