この世の中で家族というものが一番身近な存在であり、共に暮らしていれば楽しいことも有り、辛いことも有りで、時には喧嘩もするし喜怒哀楽を共有できることはとても良いことです。
家庭の中では皆が自分の事ばかり主張しますと皆の意見が揃いませんので、相手の事を聞いた上で自分の意見を述べることの繰り返しですが、それでも中々まとまらないことがあります。
そういう時には相手に合わせてしまえば解決するのですが、自分の考えを捨てて相手の考えに従うことはある意味屈辱的なことかもしれません、勝負の世界では負けです。
しかし相手を征服した事による満足感は果たしてどれだけの値打ちがある物でしょうか、そして負けた時の屈辱感にしても実際に何か損をしているでしょうか
家族の中で征服する者とされる者、こういう関係は誰のためにもなりません、家族の崩壊に繋がるしかないのです。
家庭は修行の場、日常の生活の中でも常に相手の幸せを考えて、相手を思うこと、それが修行なのです。