Q.100回忌はするべきですか


A.我が国では少子化と核家族が進み、親と子、そして孫がいたにしても、皆がバラバラに暮らしていることが多く、地方の大家族制のように、一つの家に何世代もの家族が共にくらしているというようなことが少なくなってしまいました。大家族制の家ではお墓にしても敷地の中に数十基のお墓が並んでいたりすることは珍しくありません。江戸時代から続く旧家などでしたら、また仏壇も大きな仏壇で、数十単位の位牌が並んでいたりするものです。このような旧家でしたら、家と家族がそれだけ続いていることの証として100回忌の法事というものは、とても価値あるものであり、先祖のおかげで今があるのでしたら、ただひたすらに感謝するしかないのです。ただ、100回忌ともなりますと、知っている人が皆無なので、昔話の人の法事となりますが、亡き人の立場すらすると、とても喜ばしいことであり、生きている人もタイの尾頭付きでも振る舞って祝うというのが、家としての政(まつりごと)ではないかと思います。


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