Q.親戚がいないので法事ができない
A.地方では法事と言いますと、今でも多くの親族が集まり、賑やかに行われますが、
亡き人の親族がこんなにいるんだなという実感と、
顔つきや性格が似ている兄弟を見たりしますと、
やはり血が繋がっているんだなと感心したりするもので、
自分と同類がいるという意味では、妙に親近感を感じたりするものです。
親族というものは血縁関係で繋がっている以上、基本は身内であり、
親子兄弟と同じく、親身になって助け合うものですが、
いつも身近にいる家族と違って、こういう機械にしか集まらないのですから、
法事が済んでからの食事会では、
お酒が入って大喧嘩が始まったりと、いろんなことがあるものです。
地方では身内の者が大きな家に住んでいたり、近くに住んでいたりして、
同じ名前の家が何軒も並んでいたりするものですが、
都会では親と子は別々の家に住んでいて、その孫もまた別の所に住んでいるので、
親戚同士の付き合いというものがほとんどありません。
呼ぶ親戚がいないということから、お葬式でも家族葬が主流です。
都会での法事は、全般的に参加者は少なめです。
法事はしようと思ったら一人でも構いません、
家でするのが片付けなどで大変でしたら、お寺に行けば良いのです。
やすらか庵の法事でも、こちらから出かける法事と、
やすらか庵(安羅迦庵)に来て頂く法事があります。