癌について

今朝のニュースで元アイドルの堀ちえみさんが舌癌のステージ4で入院手術ということで報道されていましたが、がんばって何とか希望の持てる方向に進んでいけますよう、祈るばかりです。同世代、或いは自分よりも下の世代の人達が次々に癌になり、明日の我が身と覚悟しなければなりません。

今や日本人の2人に1人が癌で死亡する時代、当たり前の病気になってしまいましたが、これだけ皆がかかるにも関わらず完全な治療法が無いという現実があり、新しい治療法や予防法が研究開発されていますが、癌は減るのではなくて、増えるばかりです。

細胞の世界で見れば私達の体の中では毎日60兆個の細胞が働いており、そのうちの1パーセントずつが毎日死んでは生まれるの再生をしており、1つ1つの細胞が役割を持って働いているので、60兆個の細胞を規則正しくコントロールする小宇宙があると思えば、実に有難いことであります。

宇宙は本来自分の外にある物ですが、自分の体の中にも宇宙が存在するのです、或いは自分の体の中まで含めて宇宙なのです。

細胞が生まれ変わる時に、今ある細胞が分裂して細胞の設計図であるDNAがコピーされるのですが、たまにミスコピーすることがあり、そのミスコピーされた細胞が爆発的に増殖するのが癌だと言われています。

驚くべきはそういったミスコピーされた細胞が毎日5000個も出来続けているそうですが、私達の体には元々、そういった細胞を攻撃する免疫細胞が備わっており、正義の味方として癌細胞を退治すべく日々戦ってくれているのです。

しかし免疫細胞にしても必ずしも全てを攻撃できるのではなくて、攻撃機出来ないような細胞が生まれた時からその細胞は分裂して2個になり、4個になり、8個になり…を繰り返していくのです。

早い段階で見つけることが出来れば、取り除くことで完治しますが、それでも別の所に転移していれば、数年後には再発と言う事態になってしまいます。

元々普通の細胞だったものが突然反乱軍として猛威を振るう訳ですし、健康な細胞と見分けのつかないような振る舞いをしたり、実に巧妙な罠を仕掛けてくる反乱軍は敵ではありますが、外からやって来たのではなくて、自分の中にあったものなのです、憎むべきは癌細胞なのですが、自分の細胞を憎んでも仕方ありません。

癌についてのメカニズムは未だに解明されていませんし、特効薬も無ければ完全な治療法もありません。

「癌に良く効く」とか、「癌は必ず治る」と検索するといくらでも出てきますが、それだけ治療法が必要とされているのですが、世の中にはこういったもので騙そうとする人がいたり、騙される人がいるのもまた事実であり、たとえ医者に見放されたとしても人間、生きたいという願望は強く、溺れる者、藁をも掴むということなのです。

私達の体の中の60兆個の細胞は私達の体の中で不平不満を言うことなくただひたすらに働いてくれています、誰か他の人の為に働いているのではなくて、あなたのために働いてくれているのです、自分の体だから働いて当たり前ではないかと思うのは間違いです、誰に感謝されることも無く、何の見返りも無く働き続けているのです。

60兆個の細胞の1つ1つにお礼を言うのにどれ位の時間がかかるかと思って計算したら、1つの細胞にお礼を言うのに1秒かかっても200万年かかりますし、お礼を言っている内に死んでしまいますので、不可能でございますが、これだけの数の細胞が私達の体の中で働いてくれていることは、実は驚異的な事であり、私達の体の中の宇宙にはただひたすらに感謝するしかありません。

そして私達の体の中の宇宙を動かしている、更には大宇宙を動かしているのが神々の世界であって、長い目で見れば宇宙は星が生まれては死にを繰り返す最後の姿としての大爆発のシナリオが存在し、必然的に滅びるという役目が与えられているのです。

癌は悪いもので戦うものという考えもありますが、そういった考え方自体が既に間違いなのではないかと思います、癌は誰の体の中にもあるもので、共存するものという認識を持つことが治すことのスタートだと思います。

実際に私達の体の中には毎日癌の細胞が5千個も生まれているのです、命というものは必要だから生まれてくるもので、攻撃されて死んでいくにしても、何かの役割を担っているのです。

癌細胞は私達に大切なメッセージを届けるために生まれているのではないでしょうか。私達は日々の生活の中で様々な間違いを起こし、自分の体を痛めつけたり、感謝することを忘れたり、人を傷つけたりしています。

そういった間違いを償うために、細胞が分裂する際に自ら傷を受けることによって、必死の思いでメッセージを届けようとしている、そして私達を守ろうとしてくれているのではないでしょうか。

私達人間は体の中にある大宇宙の法則を感じることが出来たら、このようなメッセージが聞こえてくるはずです。今こそ私達は心の中の声に耳を傾ける必要があるのです。生きていること自体、心の中の声を聴くという修行なのです。