やすらかの森には水が湧いている所があってミョウガが群生していますが、今ちょうど新芽が出ていますので少しおすそ分けを頂きました。
ショウガ科ショウガ属の多年草で、食用となり、そうめんなどの薬味としても良いですし、酢漬けにしてもおいしくて、夏バテ防止に効果があります。
以前お釈迦様の十大弟子で特に頭の悪かくて何もかも忘れてしまう周利槃特(チューダ・パンタカ)
について、釈迦が示した唯一の方法である掃除を続けることによって悟りを得たことを書きましたが、今回はそのお話の続きです。
チューダ・パンタカは物忘れがひどく、自分の名前さえ忘れてしまう程で、釈迦がチューダ・パンタカの名前を書いた旗を作らせて、背中に背負わせてやったにも関わらず、旗を背負ったことさえも忘れてしまい、死ぬまで自分の名前を覚えることが出来なかったそうです。
そんなチューダ・パンタカの死後の墓の周りには、見たことも無い不思議な草が生えてきたので「名」を「荷う」チューダ・パンタカに因んで「茗荷」と名付けられました。
そういう伝承があったことから、この草は食べられるのですが、食べると物忘れをする草だと言われるようになったそうです。