相手を思う

座間市の9遺体事件、猟奇的な事件としては衝撃的であるとともに、

自殺願望の人がSNSのツールを使って集まってくるという姿は、

まさに今の時代ならではの様子です。

死にたいという人を殺すことは殺人であり、

一緒に死にませんかと問いかけて相手だけ殺すことも

同じ殺人ではありますが、もっと卑怯な殺人です。

殺生というものは、仏法の中でも最も罪が重いものとされます。

これだけはやってはならないということのトップに殺人があります。

亡くなった方には、まだまだこれからの人生があって、それが絶たれたこと、

そして親や兄弟、周りの人たちや友達などの深い悲しみと絶望を思うと、

悔やんでも悔やみきれない思いがあるのではないかと思います。

命というものは、自分の喜びのためにもありますけれど、

他の命のためにもあり、この世に産まれたからには、

必ず使命というものがあります。

使命を果たさない内にあの世に行ってはいけません。

死にたいと思った時に、殺してあげるという人の所に行ってしまうのは、

まさに悪の因縁です、絶対に行ってはいけません。

相手のことを本当に思ってくれる所に行きましょう、

今まで悩んでいて見えなかったものが見えてくれば、

生きる希望が湧いてくるものです。

どんな悩み事でも気軽にご相談くださいませ。