八大夜叉大将とは

八大夜叉大将

八大夜叉大将とは毘沙門天の眷属として働く夜叉のことで、元々は悪を働く鬼神だったが仏教に帰依して善神になりました。

八大夜叉大将の由来

毘沙門天が「クベーラ」として暗黒界の夜叉の長であったことから、毘沙門天が仏教に帰依すると共に、その数5千とも言われる夜叉達も同時に帰依することになり、毘沙門天の眷属として祀られるようになりました。

八大夜叉大将の特徴

八大夜叉大将の名前は

宝賢夜叉(ほうけんやしゃ)
満賢夜叉(まんけんやしゃ)
散支夜叉(さんしやしゃ)
衆徳夜叉(しゅうとくやしゃ)
応念夜叉(おうねんやしゃ)
大満夜叉(だいまんやしゃ)
無比力夜叉(むひりきやしゃ)
密厳夜叉(みつごんやしゃ)

経典によって若干の違いがあります。

宝賢夜叉(ほうけんやしゃ)

宝賢夜叉はサンスクリット語でマニバドラ・ヤクシャと言い、夜叉王クベーラに次ぐ地位を持ちます。

宝賢夜叉

満賢夜叉(まんけんやしゃ)

満賢夜叉はサンスクリット語でプールナバドラと言い、ヒンドゥー教ではクベーラに仕える夜叉です。

満賢夜叉

散支夜叉(さんしやしゃ)

散支夜叉はサンスクリット語でパーンチカと言い、妻は鬼子母神でハーリーティーと言います。

散支夜叉

衆徳夜叉(しゅうとくやしゃ)

衆徳夜叉はサンスクリット語でシャタギリと言い、クベーラに仕えます。

衆徳夜叉
応念夜叉(おうねんやしゃ)

応念夜叉はサンスクリット語でヘーマヴァタと言い、クベーラに仕えます。

応念夜叉
大満夜叉(だいまんやしゃ)

大満夜叉はサンスクリット語でヴィシャーカーと言い、クベーラに仕えます。

大満夜叉
無比力夜叉(むひりきやしゃ)

無比力夜叉はサンスクリット語でアータヴァカと言い、クベーラに仕えます。大元帥明王と同体。

無比力夜叉
密厳夜叉(みつごんやしゃ)

密厳夜叉はサンスクリット語でパンチャラと言い、クベーラに仕えます。

密厳夜叉