水仙とは
水仙はヒガンバナ科の多年草で冬から春の間に白や黄色の花を咲かせる球根植物で有毒植物でもあります。
球根で簡単に増やすことが出来て初春の花が少ない時にいち早く花を咲かせ、あまり手入れしなくても毎年必ず花を咲かせる手軽さが多くの人に栽培される秘訣です。
千葉県では酒々井町、鋸南町の町の花が水仙に指定されています。
やすらか庵の水仙
ラッパ水仙と二ホンズイセンがあってどちらも春の訪れをいち早く感知して咲き出しますが、色が鮮やかなのはラッパ水仙の方で、黄色とオレンジのコントラストが見事です。
水仙と仙人
仙人とは山奥で修行して不老長寿や千里眼、瞬間移動などの神通力を身に付けた人のことで、昔から中国には仙人と呼ばれる人が多く居ますが、中国の古典に「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」と言われるように、水辺の仙人のことを水仙と呼ぶそうです。
水仙の花は水辺に育ち、寿命が長く、清らかな花であることから仙人との共通点が多く、水仙は仙人の花ともいえるのです。
ニラと間違えないように
水仙の葉はニラと似ていることからニラと水仙が畑にあるような場合には、水仙の葉をニラと間違えて食中毒を起こすという事件が毎年必ず起こっているそうです。
ニラには葉から鱗茎までの全ての部位に毒があります。
ニラと水仙の葉との違いは
- ニラの葉にはニラ独特の匂いがあるが、水仙にはその匂いが無い
- 水仙には鱗茎があるが、ニラはヒゲ根である