2018年12月23日、85歳の誕生日を迎えられた天皇陛下は皇居・宮殿で記者会見に臨み、戦争と戦後日本の歩みを振り返りながら「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(あんど)しています」との言葉を述べられました。
今の時代誰もが平和ボケしていて戦争の恐怖を知らないのはもちろんのこと、平和の有難ささえも感じていない人で溢れています。
明治、大正、昭和と戦争を経験した我が国では、平成は戦争の無い唯一の時代であって、国民の幸せと平和を願う天皇にとっては、まさに安堵の気持ちなのではないかと思われます。
私達はこの平和な日本の国に生まれて戦争に駆り出されることも無く安泰に過ごし、食べる物に飢えることなく、そして今日明日にも死ぬかもしれないという恐怖に怯えることもなく過ごせることのご縁に感謝すると共に、平和な時代だからこそ自分を見つめ、他を利する実践のチャンスを与えてもらっていると思えば、感謝あるのみなのです。
私も全く同感です。「平成」が戦争の無かった時代として終われることを、マスコミも教育機関もどうしてもっと強調しないのかが不思議でなりません。それ程に貴重な事だと思います。