賞状や感謝状

感謝状のイラスト

賞状や感謝状などの故人様の生前中に頂いた評価や徳は、故人が生きている時はそれなりの価値があるものですが、亡くなってからはもう必要無いものになってしまいます。

この世の栄光

受賞のイラスト

この世での名誉や地位、受賞などの栄光はこの世でしか通用しないものであり、死後の世界に持って行くことは出来ませんし、死後の世界で役に立つものではありません。

あの世に持っていける物は

あの世に持っていける物

あの世の世界に持って行ける物と持って行けない物があり、私達の世界にある物質的な物は全て持って行くことが出来ませんが、徳というものは持って行くことが出来ますので、善行や徳行として頂いた賞状に関しては、その徳はもう既にあの世の世界に持っていったのですから、形として残された賞状は抜け殻のようなものです。

あの世の世界に持って行くことが出来るものは、功徳という目には見えないものであり、形あるものは一切持っていけないという定めがあるのです。

業績を残すのなら

スマホのイラスト

故人様の業績を残すのであれば何らかの形で文章にするか、賞状や感謝状、表彰状、トロフィーなどは写真に撮って文章と共に分かりやすい形で残しておけば良いでしょう。

残された人が故人に対する賞状や感謝状を頂いても、おそらく嬉しいとか、有難いとか思わないもので、それはやはり、本人に対しての物であって、それ以外の人には何ら価値の無いものなのです。

今はデジタルの時代ですから、デジタル化したデータとして残せば、かさばることなく、そして劣化することもなく、万一本当に不要になった時には消去すれば良いのです。

賞状、感謝状の処分

ごみとして捨てる

賞状、感謝状は紙で出来ていますので、普通に燃えるゴミとして処分できます。

額縁に入っている時には額縁のガラスは不燃ごみとして木製の枠は可燃ごみ、金属製の枠は不燃物としてゴミに出します。

但し捨ててしまったら故人の業績まで捨ててしまうようで気が引けるような場合にはやはりお焚き上げで天に届けて差し上げるのが良いかと思います。

お焚き上げ供養

立会でお焚き上げ

不要になった賞状や感謝状などは捨ててしまうなど、粗末に扱う訳にはいきませんし、骨董品として売る訳にもいかないでしょうから、亡き人のおられる天に届けて差し上げるという意味ではお焚き上げ供養が最もふさわしいのではないかと思います。

思い出を天に届ける宅配便だと思えば良いのです。

賞状や感謝状は額縁に入ったままで、ガラスが付いたままで構いませんが、送る時には壊れないように気を付けて下さいませ。


お焚き上げの質疑応答エンター