思い出とは

思い出のイラスト

過去の出来事や体験を心に浮かべること、或いは思い出される材料としての物品や写真、映像など。

過去を振り返ること

経帷子

時間というものは誰に対しても平等で、同じように進んでいきますが、時の流れは川の流れのようであり、一方向に流れて行くだけで、決して戻ることが出来ません。

過ぎ去った過去に戻ることが出来ないという意味では釈迦悟りの真髄である「諸行無常」つまりこの世の中のものは常に移り変わっているから、同じ場所に留まっていることが無いのです。

常に移り変わっているものには拘ってはいけないと説くのが仏教ですから、過ぎ去ったことは幻であり、喜んだり悲しんだりしてはいけないのです。

思い出は楽しみ

卒業式のイラスト

最近ではほとんどの人がスマホを持っていて写真や動画を撮って保存、共有、SNSにアップなどの活用をしているのは現在を楽しむためであり、更には過去をも楽しむためでもあるのです。

お焚き上げ供養の利用で最も多いのが写真やアルバムであることからも、現在の姿を撮って残すのは、将来の何時の日か思い出の写真を見ることで、過去を楽しむためなのです。

私達の体験に関する脳の記憶は時間が経つにつれて薄れていき、やがては忘れ去られてしまうのですが、そういった忘れ去られた記憶にしても写真があれば鮮明に思い出すことが出来るのですから、写真やアルバムは自分の歴史を記す自分史としての貴重な材料になるのです。

たとえ気持ちが沈んだ時にでも、楽しい思い出というものは思い浮かべるだけで楽しい気持ちにさせてくれるのですから、楽しい思い出を思い出すことは楽しみでもあります。

しかし苦しい思い出を思い出してしまった時には辛い気持ちになってしまうものです。

思い出の活用法

僧侶のイラスト

仏教では自業自得と言われ、自分の為した行いの結果は自分が受けるものであり、そういう観点からすると悪い行いは悪い結果となり、善い行いは善い結果となって返ってくることになります。

ということは、悪い思い出ばかりの人は悪い未来となり、善い行いばかりの人は善い未来に繋がるのですから、なるべく良い思い出を作るように今を生きましょう。

そして悪い思い出ばかりの人は早く忘れてしまい、善い思い出になるように今を生きるしかないのです。

思い出というものは、自分の過去の経験ですから、本来なら全て忘れ去って構わないものですし、どうせ死んでしまったら全ての思い出が無くなることを思えば、何一つ惜しいようなものは無いはずですが、今やるべきことは、決して後悔しない生き方なのです。

思い出にしても自分一人だけ楽しかったという思い出よりは、人を楽しませ、人に喜んでもらえたと。或いは人の苦しみを取り除いて楽にして差し上げたという思い出を作るようにしましょう。