1月15日午前11時よりやすらか庵にてどんど焼きを開催いたしました。
どんど焼きとは、正月に各家々にやってくる歳神様をお迎えするために準備した正月飾りや門松などを焚き上げて1年の無病息災を願う行事です。
田畑や河川敷、神社の境内などで行われる地域密着型の伝統行事ですが、近年では開催される自治体が減ってきています。
やすらか庵ではお焚き上げ供養を年に2回行っていて、12月27日に実施したすぐ後の1月15日の開催となりますが、どんど焼きは歳神様のための行事であり、お焚き上げ供養とは趣旨が違いますので、敢えて開催しています。
小雨が降り続く中で開式、修法、願文と続き点火されますと火は天へ向かって真っすぐ上がっていき、引き続いて参加された方の正月飾りを投入して頂き、お加持を修法、そして最後にお菓子の接待と続きました。
新型コロナの影響で中止になるどんど焼きが多い中で開催するにも勇気のいることでしたが、神様に対する儀式でありますので、たとえ誰も来なくても開催することは大切な事ではないかと思います。
ほとんど終日雨の中ではありましたがお正月の伝統行事が出来るということはとても有難い事で御座います。
今年はジャミン君と優梨亜さんもお手伝いして下さいました、有難う御座いました。
正月という行事が神を迎えるための大切な行事であるにも関わらずその意義が失われ、形だけが残っていて、最後にはその形すら無くなることになりつつあるのです。
私達は現代の生活で得た便利さと引き換えに大切なものをどんどん失っていて、たとえ何でもお金で買える時代になっても、苦しみは無くならず、幸せは決してお金で買えないのです。
皆の幸せを願う行事てあるお正月、家族で笑って福の神を呼び込むお正月、今一度その大切さを再認識し、神々との繋がりを大切に致しましょう。
1月中は80サイズダンボール1箱までのお正月飾りを千円で焚き上げる特別企画を開催しています。
お正月飾りをごみに捨てることに抵抗がある方、何年分もためてしまっている方はどうぞご利用下さい。