お焚き上げ品

何とまあ、私達は溢れんばかりの物に囲まれて生活していることでしょう、豊かさというものは、物がたくさんあれば感じるものであり、さらに欲というものは、もっと欲しい、もっと欲しいと心を揺り動かすのです。

都会暮らしの人が夏休みにキャンプなどに行くのは、ある意味何もないことを求めているのではないかと思うのですが、大自然というものは、私達の身の回りにこびり付いた物への執着を解放してくれるのです。

しかし、キャンプもまた凝り出すと、用品にこだわりますよね。せっかくの大自然に出かけても、物を自慢しに行くようなことでは、一生、物の奴隷になってしまいます。

皆さん、数年に一度使うか使わないか分からないような物で、捨てるには惜しい物で、置いとくには大きくて邪魔な物があったらどうしますか。

結構こういう物って、思い切って捨ててしまうと後で必要になって困るということが実際あるんですよね。あ~しまった!!!。こういうことがあるから簡単には捨てられないのですが、後で必要になるかならないかは、掛けみたいなものでございます。

お焚き上げ品を毎日拝んでおりますと、その都度いろんなことを考えさせられます。物を捨てるには勇気も必要です。