白木の位牌とは

白木の位牌とは文字通り白い木で作られた何も書いていない位牌のことです。亡くなった方のお葬式の準備をするのに必要な物で、故人様の戒名または俗名を書いて霊が迷わないようにするためのものです。

丁寧なお寺さんでしたら、枕経(まくらぎょう)と言いまして亡き人の枕元で末期の水を口に含ませながら読経してくれて、読経が済んでから、或いは読経の前に白木の位牌に戒名などを筆で直接に書いてくれます。

最近はお寺さんが枕経というものに行くことが減り、筆で直接に書くようなことも滅多にしませんので、パソコンで作成して印刷した紙を通夜の時に持って来て貼り付けるということが主流になって参りました。

こういう所から葬儀の簡略化が始まっている訳で、亡き人に語りかけたり、迷わぬように読経して差し上げたり、亡き人の今の状況を家族の方に説明して差し上げたり、今しなければいけない大切な事を説法したりの布教の絶好のチャンスであるはずなのに、そういった時間をカットすることが皆の寺院離れにつながっているのです。

簡単な方法と面倒な方法があったとしたら、供養というものは、面倒な方法を実践することだと思います。