久しぶりに故郷の家に行って仏壇にロウソクを灯し、お線香をあげて手を合わせてみると、先祖代々のたくさんの位牌が並んでいることに気付きます。家が長く続いていることの証なのですが、場合によっては仏壇から落ちそうになっているほど位牌が並んでいることもあり、もうこれ以上置けないという事態になっていたらどうしますか?
目次
多くの位牌を1つにまとめる方法
多くの位牌を1つにまとめるには、回出(くりだし)位牌にする方法と過去帳位牌にする方法があります。ここでは回出位牌について説明いたします。
回出位牌とは
回出位牌は普通の位牌より厚みがあって、位牌の頭の部分を開けたら中に木の御札が9枚入っていますので、お位牌の9柱分を1つにまとめることが出来ます。
回出位牌の仕組み
9枚の木の御札は厚さが2mm程度の白木の札で、それともう1枚塗りの黒い御札があり、これには「〇〇家先祖代々之霊位」のように彫ってもらい、通常はこの塗りの御札を正面に入れておきます。
回出位牌の使い方
回出位牌は中に入っている御札の内、正面に出てくる御札は1枚だけです。どの御札を正面にだすかを考えなくてはいけません。
通常のお祀り
回出位牌は普段は塗りの御札を正面に出しておいて、〇〇家先祖代々之霊位の文字が見えるようにしておきます。仏壇にお祀りして礼拝するのにもこの状態で礼拝してください。前扉は開けっ放しで構いませんし、夜になったら仏壇の扉を閉めるような方でしたら扉を閉めても構わないでしょう。
木の御札の一枚一枚にもご先祖様の戒名がはいっているのですが、ご先祖様でもありますので、通常は先祖代々ということでお祀りしておきます。
法事の時
木の御札に戒名を書いてあるご先祖様の法事をする時には、その法事をするご先祖様の御札を正面に出します。御札に書いてあるご先祖様に対して2霊以上を同時に法事する時には位牌の前に複数枚並べることになります。
回出位牌を自分で書く時は
回出位牌には筆と墨で故人様の戒名、没年月日、俗名、享年などを記入します。
回出位牌の中に入っている御札は、四角い形をしていますが、実際に見えている部分は窓の中の部分だけですので、中央部分に書かないと字が見えなくなってしまいます。
最初に木の御札を位牌にセットした状態で窓の部分の輪郭を鉛筆などでなぞっておけば失敗することはありません。
高野山真言宗やすらか庵の回出位牌
高野山真言宗やすらか庵では複数のお位牌を1つの回出位牌にして開眼供養してお渡しいたします。また、古いお位牌はお引き取りしてお焚き上げ供養させて頂きます。
9柱までのお位牌を1つの回出位牌にして開眼供養、送料込みで7万円
9柱までの古いお位牌を1つの新しい3寸の大きさの回出位牌に作り替え、開眼供養して宅配便でお送り致します。古いお位牌は抜魂供養してお焚き上げ供養させて頂きます。これだけのことが全て揃って7万円の御布施です。
塗りの御札には「〇〇家先祖代々之霊位」を金文字で彫り、白木の御札には位牌に書いてあった通りの文字入れをいたします。
宗旨、宗派に関係なくまとめて差し上げます。
ご依頼があってからお届けするまで2週間程度かかります。届いたらそのまますぐにお祀り出来ます。
位牌は3寸の大きさの位牌で、「前金二重回出位牌」です。3寸の大きさで高さが15cm程度ですので、もっと大きな位牌が必要でしたら、別途お見積もりいたします。大きさは6寸まであります。
回出位牌のメリット
回出位牌にすることにより、様々なメリットがあります。
- 仏壇がすっきりした
- 新しい位牌で気分がいい
- 掃除がし易くなった
- 御給仕がし易くなった
- 御本尊様が見えるようになった
- 位牌をより大切にするようになった
こんなに素晴らしいことだらけです。是非試してみませんか。
回出位牌のお申し込みは
メールかお電話でお申込みください
高野山真言宗やすらか庵 0120-655-480
お申込み後の流れ
- お申込み
- 古い位牌を段ボールに入れて高野山真言宗やすらか庵宛お送りください(送料はご負担くださいませ)
- 古いお位牌に書いてある通りに回出位牌をお作りいたします
- 出来上がりましたら開眼(魂入れ)供養いたします
- 開眼供養が済みましたら送料はこちら負担で新しい回出位牌をお送りいたします
- 代引きでお受け取りすることも可能でございます
- 10日以内に7万円を三菱UFJ銀行か郵ちょ銀行にお振込みください
- 古いお位牌は高野山真言宗やすらか庵でお焚き上げ供養させて頂きます