Q.位牌の材質に意味はありますか
A.位牌とは亡き人が天から降りて来る依り代としての機能がありますので、材質としては木が理想です。神仏や先祖が降りて来る依り代としては昔から木であったり(ご神木として)、石であったり(磐座-いわくら)、山であったり(霊山)、大自然にある物で、不思議な形をしていたり、巨大であったり、特異な形をしている物に対して降りて来られるのです。
特に苔むした巨大な石や、樹齢が千年を超えるような巨木、ご神体としての山などは信仰の対象になっています。
神仏やご先祖様が降りて来るには自然物や自然由来の物が魂が入りやすいのです。
最近は位牌の材質としてガラスや陶器、ステンレスなどがありますが、依り代としての機能を考えればやはり材質は木がよろしいのではないかと思います。