元三大師

良源(りょうげん-延喜12年(912年)9月3日~永観3年(985年)1月3日)は平安時代の天台宗の僧侶で、第18代天台座主を務め、大規模火災で紛失した諸堂を復興させるなどの比叡山延暦寺の中興の祖として知られ、正月の3日に遷化されたので「元三大師」、そして厄除けの御札を作ったことから「角大師」と呼ばれています。

世の中に疫病が流行っていた永観2年(984)のある時、良源のもとに疫病神がやってきて疫病を発症するも法力で疫病神を退散させ、の前で観念三昧に入ってその鏡に映し出された角が生えた鬼の姿を弟子に描き写させて版画にしたものが「角大師」と言われる御札なのです。

「この札を人々に配布して戸口に貼り付けるようにすれば、邪魔は近づかず、疫病はもとより一切の厄災から逃れられるであろう」との良源の教えを弟子達が実践し、疫病除けの御札として民衆に配ったところ、疫病は収まったそうです。

この御札を貼った家には疫病神が寄り付かないそうですので新型コロナ除けの御札としてどうぞ。

この下の画像はぴったりサイズです、無料で使えます、どうぞお使い下さいませ。

疫病除け-角大師