如意輪観音とは
如意輪観音とは観音菩薩の変化身の一つで如意宝珠と法輪の力によって六道衆生の苦しみを取り除き、福徳を与える菩薩のことで、六観音の一尊です。
六観音とは
六観音とは六道に迷える衆生を救うために現れた六体の観音のことです。
六道と観音菩薩との関係は
如意輪観音は六道衆生の苦しみを取り除き、福徳を与えるという任務がありますので、六道の中でも最高位の天道を担当しています。
如意輪観音の特徴
如意輪観音の仏画や仏像は座像か半跏像がほとんどで、立像が少ないのが特徴です。
手は六臂で如意輪の由来である如意宝珠と法輪を持ち、穏やかな表情で手を頬にあて考えるポーズをとっています。
如意輪観音の持物
身体の左右に手が8本ある八臂像の時には左は上から順に指先で支える法輪、蓮のつぼみ、大地に付ける姿であり、右は上から順に頬に手を当てて考えるポーズ、胸の前で如意宝珠、下に垂らして数珠を持ちます。
如意輪観音の真言
如意輪観音の真言は
オン ハンドマ シンダマニ ジンバラ ウン
如意輪観音の功徳
如意輪観音の功徳は、智慧、財宝、福徳などの御利益があると言われています。
やすらか庵の如意輪観音
やすらか庵が所有するやすらかの森の岩穴谷という場所には石仏の如意輪観音様がお祀りされています。
古くて欠けていますのであまりハッキリ分かりませんが、半跏で右手を頬にかけ、左手には蓮の花を持っています。