中古の家に残されていた神仏具
最近では脱都会で田舎暮らしを始める方が多く、特に熟年世代で生き甲斐を求めての移住ですが、中古物件に神仏具が残されていた場合にはどうしたら良いのでしょうか。
神棚に使われている道具のことを神具、仏壇に使われている道具のことを仏具と言います。
瑕疵担保責任免責とは
「瑕疵担保責任免責」(かしたんぽせきにんめんせき)とは、買い物で言いますと、古い物をそのままの形で安く提供する代わりにノークレーム、ノーリターンでお願いします、ということです。
古い家の場合には住んでいた状態そのままで引き渡しということがありますので、もちろん現状をよく把握した上で買わないといけませんし、買った後になって不具合を見つけたので修理して欲しいと申し出ても売り主の責任ではなく、買った方が了解の上で買ったのだから飼い主の責任で修理することになるのです。
商品の不具合は買った者の責任という事になり、建物の不具合や修理などは自分で行うことになりますが、前の方が住んでいた時の家具類がそのままでの購入という事もあり得る訳で御座います。
新築のマンションに入居する訳ではありませんので、いろんなものが残されていることはある意味全く新しい生活をするのに、農機具や道具類がそのまま使えると言うことは、もし買うとなれば膨大な金額になりますので、大変に助かる訳です。
仏壇、神棚は
中古の家に残されていた品物は、家具類はそのまま使っても処分しても構わないのですが、仏壇や神棚となりますと、さすがにそのまま使うという訳にもいきませんので、処分ということになりますし、神仏具だけ残されていてもやはり処分ということになります。
しかしいくら人の物だからと言っても普通にゴミとしては出したらバチが当たりそうですので、こういう時にはお焚き上げ供養が一番良い方法です。
そういう費用も含まれての安い費用で手に入れたと思えば良いのです。
くれぐれも庭で火を付けて自分で燃やすと言うことが無いようにして下さい。
神仏はあまり勝手な事を致しますと、これからの自然相手の生活に間違いなく支障をきたします。
仏壇、神棚をそのままにしていると
仏壇、神棚を礼拝することなくそのままにしていることは良くありません。
仏壇、神棚を放置したり、関係の無い人が礼拝することは良くない事ですから気を付けましょう。
礼拝しなくなったら閉眼供養して片付けましょう。
田舎では何の神様か分からないような御札が祀ってあることがありますが、丁寧に供養の上でお焚き上げに出すことをおすすめいたします。
可能であればお祓いを
田舎暮らしというものは、自然相手だけに都会のマンション暮らしでは起こらないことが次々と起こります。
こういう生活を始めてから信心深くなったという方がたくさんおられるのです。
作業中に怪我をした、原因不明の病気になった、家族の様子が変だ、何かが居るような気がするなどのことは都会のマンション暮らしでは起こりにくいですが、古い屋敷で自然の中に住んでいますと、様々の不思議な現象が起きてくるのです。
こういう時にはお祓い供養してもらうと改善することがありますので試してみて下さい。
また強い神様の御札を家のあちこちに貼れば運気が変わることがあります。
特に家を守るという意味では毘沙門天の御札が最強です。