昔はお掃除するのにどこの家にでも普通にあった「はたき」ですが、最近めっきり見なくなりました。
作ってから改めて思ったのですが、埃を落とすということはお祓いになるのですから、悪霊退散にも使えます。
昔は本屋さんで立ち読みしていますとはたきを持った店主が立ち読みしている人の顔の近くでパタパタとするものですから、立ち読み客の退散用としても使われていたのです。
家の厄払いには是非「はたき」を!
[材料]
*法事などで使う化繊の風呂敷1枚或いは古着でも何でも可(古い物でも色が付いた物でもOK)
*棒1本(長さ60cm程度、今回は子供の使っていた破れた虫取り網の棒を使用)
*紐1本(長さ30cm程度、何でも可)
[作り方]
1.風呂敷の大きさが90cmの場合には半分の大きさを使って、45cm×5cmの大きさのパーツを16枚切ります。
2.切ったパーツを、中心が同じ所を通って交差するように円形に並べます。
3.円の中心に棒を立てます。
4.棒で布を押さえたまま布をテルテル坊主みたいにまとめ上げ、紐で結びます。紐で結ぶ時には竹の節を通り越えた場所で結べば抜ける心配がありません。
5.まとめ上げた布をもう一度ひっくり返して今度は先ほど結んだ位置よりも先端に少し近い位置で結べば完成です。
6.最後にぶら下げる時の紐も付けましょうか
7.この化繊の生地が静電気を帯びやすくて埃取りにはとても良いのですが、捨てるような生地でしたら何でも構いません。
8.立派な道具が出来ました、こういう道具は長く使えば「付喪神」(つくもがみ)が憑きます。
つくもがみについては…付喪神とは