一挙両得とは
一挙両得とは一つの行いによって二つ以上の利益を得ることです。
満足感
願った物が苦労してやっと得られた時の満足感というものは、欲望が満たされた満足感であり、満たされた時には至福感を味わうことが出来ますが、その至福感を味わう時間はほんの少しの短い時間であり、また次の欲望が湧いてくるのです。
その満足感を求めて動き回っているのが人間の本性であり、満足感というものは小さい満足感よりも大きい満足感の方が刺激的であり、一つの満足よりも二つの満足の方がより刺激的なので、一つの事の達成を狙っている時に思いがけず二つのことが達成されたとしたらとても大きな至福感が味わえるのです。
二つ以上の利益
一挙両得とは一つの利益のために一つの事をしていたら、結果として二つ以上の利益になっていたと後から気が付いて得をしたという喩えです。
一つの利益のために一つの事をするのは当たり前ですが、良く見て見たら意外な利益が付いてきたというのが正解かもしれません。
目標は一つ
目標というものはいくつもありますと、どうしても努力がブレてしまい、結果として達成出来ないことになってしまいがちです。
そういう意味では目標は一つにしておいて、その目標に向かって只ひたすらに努力することが成功への近道であり、一つだけの目標であれば自分の努力に対してその目標が近くなっているのか、或いは遠ざかってしまったのかが分かりやすいのです。
そしてその目標が達成出来た時に次の目標を立てて、また努力していく、というように常に一つの目標に向かって全力で取り組めば結果として多くのことが成就出来るのです。
一挙両得で二つ以上の利益を得ることが出来た場合には、素直に喜んでその利益を享受すれば良いのですが、最初から二つ以上の利益を期待するようなことは止めておきましょう。
仏教と一挙両得
仏教を実践ことによって心が安定してイライラすることが少なくなり、おまけに信頼出来る良い人との御縁が出来て一挙両得だ。
仏法を学ぶことによって真理と言う真実の世界があることを知り、本当の幸せを求めるようになったことはまさに一挙両得だ。
真実を学んだり実践することは結果として私達に多くの利益をもたらすものであり、その利益とは真の意味での幸せに繋がるものなのです。