健康長寿とは
健康長寿とは身体と心が痛みや苦しみの無い良好な状態で長生きすることです。
健康について
身体と心が健康であることは幸せの第一歩であり、人生を豊かにするための条件にもなります。
身体の健康
私達は病気になって身体に痛みやだるさの症状を感じると、その痛みやだるさのせいで力が出ない、思考能力が働かない、体が動かないなどの状態になり、症状がひどくなれば何も出来なくなってしまいます。
病気による身体の痛みは症状として現れ、その苦しみによって何をするにも支障が出るようになります。
身体の痛みというものが私達の体の中に居座っている状態はまるで疫病神に憑りつかれているようであり、通常の生活を悉く邪魔するのです。
普段健康である時には健康の有難さなど意識することはありませんが、病気になって初めて健康の有難さが分かるのです。
心の健康
現代のストレス社会の中で、会社や学校の中では人間関係のストレスによる病気が増え続け、精神障害や引きこもり、挙句の果ては自殺に至るなどの現象が社会問題になっています。
学校や会社で起こった嫌なことを我慢し続けるストレスは大なり小なり誰にでもあって、そういったストレスは仕事以外の家庭の場で発散、解決していれば何ら問題なく過ごすことが出来るのですが、家庭内では家族同士のコミュニケーションがほとんどなくて家族がバラバラの状態であることが多いために、溜まりっぱなしのストレスが解消されることは無く、何時か爆発してしまうのです。
少なくとも家庭の中で気軽に話が出来る場があり、お互いのことを思いやりの心を持って接していく雰囲気があればストレスを溜め込むことも無く、平和で温かい家庭で居られるのです。
心の健康は心の状態が穏やかで安定していることが必要ですが、そうは言っても家庭の中にイライラしている人が居たらどうしても悪い影響を受けてしまいます。
しかしそういう時にこそ仏の心で接し、思いやりの心で温かい言葉を無条件に相手にかけてあげるのが本当の家族なのです。
見返りを期待してはいけません、相手が怒っているからと自分も怒ってはいけません。
長寿について
長寿とは長生きすることですが、昔から人の幸せは「福禄寿」と言われて縁起の良い七福神の神様の中に含まれているように中国の道教では「福禄寿」を三つの幸せとして
- 幸福-血のつながった子に恵まれること
- 封禄-財産に恵まれること
- 長寿-元気で長生き
大切にしてきました。
人は誰もが死にたくありませんし、少しでも長生きしたいと思うもので、死ぬという事を人生の中で最大の不幸と見做すことから「不老長寿」の仙人になる方法が追及されてきたのです。
この世での欲望の限りを知り尽くし、欲しい物を全て手に入れた者が最後に欲しがるのが不老長寿であることから、その実現は永遠のテーマなのですが、少なくとも長寿社会に突入した現代では健康で長生きすることが理想の姿なのです。
健康長寿の秘訣
健康で長生きしている人にその秘訣を聞いてみると
- くよくよしないこと
- 良く働くこと
- 規則正しい生活をすること
- 食事の好き嫌いをしないこと
- 適度な運動すること
などが挙げられますが、長寿の御利益がある七福神が皆笑っていることからも、笑うという事が健康長寿の秘訣になります。
笑う門には福来る、笑ってさえいれば福の神が家に来てくれるのですから、福の神が付いてくれたら健康長寿は間違いなしです。
やはり神仏の御加護を得るという事が大切なので、夫婦、家族で霊場巡り、寺院巡りおすすめです。
知らない場所に旅行に行くことは楽しい事で美味しい物を食べることが出来て知識も増え、気分もリフレッシュ出来ますが、霊場巡りや寺院巡りでは神仏からの智慧を授かることが出来るのです。
更には歩くという事、そして神仏の御利益、功徳を積むという事が全て揃っているからです。
人生というものが旅そのものですから、巡礼の道中で人や神仏との御縁を頂き、新たなる人生の指標となるかもしれません。