Q.位牌は何年位お祀りするものですか
A.戒名の刻まれた位牌は普段は仏壇の中にお祀りして日々の供養礼拝をしますが、法事の時には仏壇から取り出して祭壇に移したり、仏壇の中の中心に移したりして供養します。
法事の度に主役となり供養される位牌は、近年では33回忌をもって法事を終了することが多く、一昔前までは50回忌まで行っていましたが、50回忌ともなれば故人を知る人も居なくなってしまいます。
仮に33回忌で法事を終わるとしたら、それ以降はご先祖様の仲間入りを果たしたということで、個人的な存在が薄れて○○家のご先祖様ということになります。
この段階ではもう個人としての位牌の役目が終わる訳ですから、33回忌もしくは50回忌の法事と共にお位牌を閉眼供養してお焚き上げ供養しても構いません。
しかしそのままお祀りしていても構いませんので、仏壇の中が位牌だらけなら考えないといけませんが、そのままお祀りしていても大丈夫でございます。