梅が咲き出した

我が国ではとてもお目出度いことの象徴として「松竹梅」が使われますが、松は冬の寒い時でも緑の葉を保つことで一年中枯れないという忍耐力と生命力、竹は筍がものすごいスピードで伸びていく強い生命力、梅は早春の寒い時にまだ葉を出さぬ時に花を咲かせる爆発的な生命力がとても目出度いとされるのです。

いずれも命を強くする現象であり、薬や医学の無かった時代には命が強いということが、病気になりにくく、病気になっても治りやすいための条件だったのです。

薬や医学の発達した現代でも命が強いということは基本であり、病気に打ち勝つための条件であって、このように梅が咲く時のエネルギーを自然から頂き、喜び、感謝するのです。

桜の花見も同じ事、酒を飲んで騒ぐための花見では無くて命を強くするための花見なのです。