鬼門除けとは
鬼門とは鬼が出入りすると言われる北東(艮うしとら)の方位のことで、反対方向の裏鬼門と言われる南西(坤ひつじさる)と併せて、万事において忌むべき方角とされ、その場所を清める盛り塩や御札のこと。
毘沙門天の御札に鬼門除けの御札を新しく作りましたので、どうぞ御利用下さいませ。
鬼門除けが必要な時
鬼門(東北)と裏鬼門(南西)は鬼が出入りする方角なので、その方角では不浄や水回りを嫌うなどのことが昔から言われています。
具体的には鬼門、或いは裏鬼門には
- 台所を設置しない
- 風呂を設置しない
- トイレを設置しない
- 玄関を作らない
- 物を置かない
などのルールが昔からあるのですが、中古住宅を購入したら鬼門に問題のある間取りだった、土地が北や西などの道路に面しているので設計上やむを得ない、などの理由でどうしても鬼門や裏鬼門に掛かることがあるのです。
たとえ鬼門に問題があったとしても何ごとも無く生活していれば大して気にならないことですが、
- 不幸が続く
- 続けて家人が亡くなる
- 体調が悪くなった
などのことが起こり始めますと気になって仕方ないということでいろいろ調べていくうちに鬼門のことを指摘されたという人も居るのです。
鬼門除けの方法
鬼門除けの方法として昔から言われていることは
- 物を置かない
- 常に清潔にする
- 神仏の御札を祀る
- 盛り塩を置く
- 窓を開けっぱなしにしない
- 鬼瓦や飾り瓦を置く
- ヒイラギ、南天などの魔除けになるものを植える
などで清浄を保ち祓い清め、魔を払うという意味合いがあります。
鬼門除けの鬼とは
鬼門除けの「鬼」とは家を守る鬼であり、屋根瓦の上に乗っている鬼のことです。
鬼は怖い顔をして外に対して睨みを利かせ、外敵が侵入しないように守っているのです。
その鬼が通る門のことを鬼門と言い、表の鬼門と裏の鬼門を出入りするのですから、綺麗にしておくのは当たり前のことで、水回りやトイレが無いことが理想で、神様専用の出入り口ですから、人が出入りする玄関が無い方が良いのです。
毘沙門天の邪鬼も毘沙門天に教化されて使いとなった鬼ですから、実は家を守る鬼なのです。
ということは毘沙門天の御札を鬼門に貼っておけばよいということになります。
御札が効果的
鬼門除けの言い伝えには迷信の要素が含まれていますが、実際に効果があるかどうかは試してみないと分かりませんので、どの方法が良いのか迷ってしまいます。
しかし鬼門除けとして最も効果があるのは神様に守ってもらうという意味で御札が一番なのです。
毘沙門天の鬼門除け
特に毘沙門天は仏法に於いては護法の神であり、魔を払い福を呼び込む重要な役割を果たし、妃の吉祥天、子の善膩師童子と共に家と家族を守る役割としては最強なのです。
その毘沙門天の御札は鬼門除けとしても効果的で、家の守りが甘い所に毘沙門天の御札を貼っておけば安心なのです。
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鬼門除けの御札の貼り方
艮と坤にトイレ、水回りなどがある場合には、入り口の上の方にに貼り、御札の下を出入りすることは構いません。
位置としては腰よりも高い位置が理想です。
御札は画鋲で刺してはいけません。
テープで貼るのは構いません。
マグネットで止めても構いません。
両面テープで裏側から止めても構いません。
一番丁寧な方法は写真入れのような額縁に入れてお祀りすることです。
御札の前を通る時には2拍掌(パンパン)します。
表鬼門と裏鬼門の両方に貼るのが理想で、鬼門や裏鬼門に障りのない間取りであっても御札を貼っていて構いません。
御札の有効期間は一年間、大晦日か新年に古い御札を取り外し、お礼を添えてお返しし、新しい御札に取り換えましょう。