葬儀、葬式とは
葬儀、葬式とは人が亡くなった時に親族や親しい人などが集まって行う弔うための儀式のこと。
葬儀の意味
人が亡くなった時に、その遺体は放置しているとやがて腐敗していきますので、遺体を埋葬、火葬する必要がありますが、葬儀は埋葬や火葬に際しての儀式としての意味があります。
更に亡くなった人に対して感謝の意を表し、別れを惜しみ、別れを告げるという意味があります。
亡くなった人の家族は大切な人を失った悲しみに沈みますので、人情的には家族の悲しみに寄り添うと言う意味もあります。
宗教的には亡くなった人の魂が死後の世界に迷うことなくたどり着けるように儀式を行うのが葬儀なのです。
釈迦と葬儀
釈迦は説法の旅を終えて80歳になった頃、パーヴァー という場所で鍛冶屋のチュンダに法を説き供養を受けた後、マッラ国のクシナガラの近く、ヒランニャバッティ河のほとりのサーラ樹の下で涅槃に入り入滅しましたが、その際に弟子から釈迦の遺体をどのようにしたら良いのかという質問に対して「比丘は遺体の処理に関わることなく修行に専念すべきであるとし、遺体の処理は在家の信者に任せるように」との遺言をしたと言われています。
修行者に対しては一刻も怠ることなく修行するように、そして遺体の処理に関しては在家の信者がするように伝えたことで、葬儀に関しては否定しなかったと思われます。
やがて釈迦の遺体は荼毘に付されて遺骨となり、クシナガラに七人の国王がやって来て釈迦の遺骨は分骨されて仏舎利塔が建設されて納められたことをきっかけに、そこから更に分骨されることを繰り返し、世界中に分骨されて祀られることになりました。
我が国の葬儀
我が国では葬儀の由来として、古代より行われていた死者の弔いの儀式である殯(もがり)が起源という説があります。
殯は死者を埋葬するまでの間に棺桶に入れて安置し、別れを惜しみつつ死者の復活も願いながら時間の経過と共に死者の死が確実に進んでいくことを受け入れる儀式の事です。
殯を行う場所を殯宮(もがりのみや)と言い、死者の復活を願って歌舞音曲や祈りの儀式を行い、様々な供物を供えます。
死者に対しての畏敬の念と死者の魂が暴れることを防ぐ目的があるとも言われ、特に不運の死や無念の死を迎えた死者の霊が悪事を働くと考えられていました。
仏教と葬儀
我が国の仏教は葬式仏教と言われるように寺院での僧侶の役割が法事と葬儀を行うことが通例化していますが、葬儀には引導作法と言うものがありまして、導師が亡き人を浄土の世界に導く役目をしているのです。
師匠と弟子と言う関係ならば師匠は仏門に入った者に対して戒名を授け、正しい仏法の道に導くことをするのが葬儀の役割なのです。
人は亡くなった時に全ての欲望が消え失せて純粋なる魂の状態になり、悟りを得るのに理想の状態であり、最大のチャンスが訪れたと見做すのです。
やすらか庵の葬儀
やすらか庵は旧来よりある寺院ではありませんので檀家を持ちませんが、私も時々は御縁ある方の葬儀に行かせて頂いて居ります。
本来の僧侶というものは亡き人に対して仏法で導き、遺族の方に対して仏法を説くのが役割であり、葬儀に来てもらって安心した、心の底から救われたと思って頂けますよう努力しております。
やすらか庵では私が導師として葬儀を厳修致しますので、どうぞ御利用下さいませ。
お亡くなりになってからすぐにご連絡頂ければ対応させて頂きます。
葬儀は一人(導師のみ)でのお伺いが可能で、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城にお伺いいたします。
枕経、通夜、告別式、初七日までお伺いし、戒名は信士、信女は無料でお付けいたします。
亡き人の供養と迷わぬ旅立ちを祈念し、ご遺族の悲しみが少しでも和らぐことが最大の目的です。
枕経、通夜、告別式、初七日、戒名全て込み導師のみのお布施は15万円
お車料、お膳料は不要です。
院居士の戒名をご希望の方はご相談ください。
やすらか庵電話 043-228-1480