2022年1月16日どんど焼き

2022年1月16日どんど焼き

2022年1月16日午前11時より高野山真言宗やすらか庵にてどんど焼きを開催致しましたので、その御報告です。

どんど焼きについて

どんど焼きのイラスト

災難を払い福を授けるという歳神様は、新年になったら家々を訪れる来訪神とも言われ、縁起の良い歳神様が必ず訪れるようにと、お迎えの準備とおもてなしの門松注連縄などの正月飾りを飾り付けて迎え入れ、床の間の鏡餅に鎮座して家の守り神になるのです

歳神様の御神体としての鏡餅鏡開きの時に皆で頂くことにより歳神様の加護を受け、一年の無事を願います。

歳神様を迎えたら門松や注連縄などは不要になりますので、どんど焼きお焚き上げしてその火に当たり、餅や団子を焼いて食べることで厄を払う行事がどんど焼きなのです。

1月16日午前11時開式

どんど焼き開式

当日は未明のトンガの火山噴火の影響で朝から全てのテレビ番組が津波警報を放送し、電車の運転も見合わせで混乱していました。

本年は五黄の寅年ということもあり激動の年ですから、乗り切ることが出来れば大きな力を獲得することが出来る年です。

午前9時からの御奉仕の方のお手伝いもあってどんど焼きの準備が整い、午前9時開式です。

法螺貝、錫杖、洒水、願文などの作法が続きます。

点火

どんど焼きの点火

お焚き上げ供養もどんど焼きも点火の瞬間には気持ちが一点に集中します。

事前に正月飾りを持参された方も居られましたので、そういった物に関しては予めやぐらの中にセットしておきました。

2022年1月16日どんど焼き

炎と共に天に真っすぐ昇って行きました。

授与品

本年の授与品です、護摩札も書いてもらいました。

2022年の心構え

今年は五黄の寅年でとても運勢の強い年で、飛躍のチャンスの年になりますが、世の中も大きく混乱しますので、飛躍のチャンスが活かしにくい年でもあります。

心の豊かさが大切

新型コロナも然り、疾病の不安と恐怖が身近に迫り、人の動きが止まり、自由な行動が制限され、終息の光明が見えない中での事業計画は予測不可能です。

人類のエゴに対する粛清という考え方もありますが、経済的にも成長を続けてきて、豊かさを満喫してきたことは、今や人口減少、少子高齢化の進行という段階に入ってきたことで、改めて真の豊かさとは何であるかを考えなければいけない時代になってしまったのです。

我が国では戦後の貧困の時代を経験した人達が一丸となって少しでも豊かになるために努力を重ね、今では経済大国と言われるまでに発展しましたが、もはやこの発展は過去のものになりつつあります。

我が国は国際的にもやがて先進国と言われる位置から転がり落ちるように脱落していきます。

国力も落ちていきますので、何時までも先進国のつもりで振る舞っていますと誰も相手にしてくれなくなります。

もはや国民一人一人が意識の改革をしないといけない時なのです。

使い捨て、大量消費に慣れてしまった私達はこれからの時代、物の豊かさではなくて、心の豊かさを追求していくことが大切です。

私達は物の豊かさを追求するあまり、伝統文化は形だけになってやがては消え失せていく中で、どんど焼きも同じく地域行事から消え去ろうとしています。

そして科学文明の中で宗教もまた生活には必要ないし、役に立たないからと排除されているのです。

高野山真言宗やすらか庵では、信仰心と近隣の助け合いの精神があって続けられてきた行事の火を消さないようにとの思いを持って、どんど焼きをこれからも続けていくつもりで御座います。