使わなくなった衣類

使わなくなった衣類

私達の生活で重要な三大要素として「衣食住」があり、その中でも最初に出てくる「衣」の衣料品は遺品整理をしている時にたくさん出て来て、捨てるかどうか迷うものです。

遺品整理と衣類

遺品整理と衣類

故人様がお亡くなりになってのの遺品整理の時には、故人がもう着るようなことがありませんので、衣類が大量に不要になり、どうしたら良いか悩むものです。

春夏秋冬のそれぞれの季節に合わせ、家に居る時、出かける時、趣味やスポーツ用として、冠婚葬祭用としての衣服など、私達は実に様々な種類とサイズの衣服を持っていて、タンスやクローゼットの中に納められています。

買ったけれど一度も来ていない衣服や貰い物の衣服、サイズが合わなくなってしまった衣服や下着の予備なども含めますと、部屋が全部埋まってしまうほどの衣服があるのです。

基本は捨てる事

ごみとして捨てる

遺品整理時の衣服は基本的には使った物や古くなった物は遠慮なく捨てるということになります。

まだ新しい物で思い出の品でしたら形見分けとして頂いても良いでしょう。

但し消耗品になりますので、故人が着ることが出来なかった分を供養の気持ちとして着て差し上げると思えば故人様もきっと喜んで下さることでしょう。

しかし衣服は大量に出てくるものですから、遠慮なしにゴミ袋に入れていかないと遺品整理が進みません。

使ってなくとも年月が経ったものであったり誰も着ない物は思い切って捨てることにします。

売れる物は売る

リサイクルショップのイラスト

ブランド物の衣服はメルカリやネットオークションで売ったり、リサイクルショップなどで買い取ってもらうことが出来ます。

捨てるよりは得ることで誰かの役に立つこと、資源を無駄にしないことを考えればもう一度世の中に流通させる方が良いのです。

オークションなどで販売する場合には掲載、説明、連絡、発送、などの手間が掛かりますので、遺品整理をしながらでは片付けが進まなくなりますので、売れる物に関しては衣服や雑貨などは一か所にまとめておいて、片付けが済んだ時点で始めた方が効率的です。

古着回収に出す

古着回収のイラスト

自治体が行っている古着回収は、出してもお金になる訳ではありませんが、ゴミとして捨てれば燃やされてしまうことから、世の中の何らかの役に立つ取り組みは是非利用すべきです。

近年では古着が資源物として扱われなくなってきましたが、古着を資源物として回収している自治体にお住まいなら、資源物として出しましょう。

但し資源物として出すにしても洗濯して透明の袋に入れて指定日に出すなどの自治体の決まりに従って出しましょう。

資源物は再利用できるものを再び利用するという取り組みですから、何でも入れれば良いという事ではありません、汚れた物やシミの付いた物は入れないようにしましょう。

綺麗な物に関しては誰かに使ってもらい、古くなった物や傷んだ物などは捨てるようにします。

遺品整理とお焚き上げ

高野山真言宗やすらか庵のお焚き上げ供養

遺品整理時の衣服は基本的には使った物や古くなった物は遠慮なく捨てることですが、亡き人に届けて差し上げたいような衣服がありましたら葬儀の時に故人に着せて差し上げるか、棺桶の中に入れて差し上げるのが良いプレゼントになります。

遺品整理の衣服をお焚き上げに出す場合には故人が愛用していた品物と共に衣服も入れて差し上げるのが、理想の方法です。

一昔前まではあの世の世界に行っても不自由しないようにと日用品や大切な品物などを亡き人の棺桶に入れていたのですが、今の時代では多くの物を入れないように通達されています。

棺桶に入れるのを忘れてしまった遺品をしばらく後で届けて差し上げたいとお焚き上げを利用される方も多く居られます。

頂き物の衣服

衣服のイラスト

友達から頂いた衣服だけど亡くなっていたことが分かった、亡くなった人の遺品として頂いたけれど使わなくなったような衣服は、不要になっても気持ち的に捨てにくいものです。

ましてや頂き物の衣服を売ったり資源物として出すようなことは、気持ち的に難しいことでしょう。

結局は仕舞ったままになりがちですが、お焚き上げ供養の利用も検討したら良いと思います。

気持ちだけは受け取って、感謝の気持ちで天に還すという方法です。

充分に使用した衣服であれば、気持ちよく使うという目的が達成したということでごみに捨てても構いません。

終活として

お片付け

衣服の処分は亡くなった人の遺品整理だけではありません。

自分の死後のことを想定して周囲の人に出来るだけ迷惑を掛けないための終活として行うこともあるのです。

私達は釈迦悟りの内容である「諸行無常」-この世には永遠に続くものは何もないこと-を悟る必要があります。

形ある物はいつか必ず滅びるという絶対的な真理がある限り、自分の傍に多くの物を留め置いても、自分が先か、物が先か、必ず無くなってしまうのですから、こだわることをしてはいけないのです。

誕生日のプレゼントとして頂いた手編みのセーターや、還暦祝いの衣服など衣服にも特別な思いの籠った物がありますが、不要になった場合にはさすがに人に差し上げたり売ったりするようなことは出来ません。

結局何時までも持ち続けることになりますが、終活などで処分を考えているのなら、お焚き上げ供養が一番理想の選択肢だと思います。

下さった方の物を気持ちとして天に昇華するのがお焚き上げ供養なのです。