Q.形見分けで頂いた物のお焚き上げ


A.形見とは亡き人や別れた人のことを思い出す拠り所となる品物のことで、遺品として残されたものが多く、遺族や親族、故人と親しかった人で分けます。

亡き人の形見分けの場合には位牌とは違って礼拝の対象にはなりませんが、使っていた物や大切にしていた物であります。

遠い所に行ってしまったり、特別な事情でお別れしたような人の場合にも形見という形で物を頂く事がありますが、その方が特に大切にしていた物を御礼にと渡したり、自らの先行きの短いことを察知した人が後世に残さなければならない物を渡されるようなこともあります。

亡き人の形見として頂いた物には亡き人が愛用していた物や特に気に入っていた物、亡き人が手作りで作った物などあり、亡き人の気持ちや思いが伝わるような物であることが多く、遺言に書いていない限りは遺品を片付けている時に家族の話し合いの中で決めることですが、形見分けの品物に関してはやはり故人のことを偲ぶような重要な物であり、不要になったからと言って簡単に捨てられる物ではありません。

また頂いてからかなりの年数が経っており、自分も高齢になったので自らの身辺整理をしたいという時には、頂いた形見は誰かに差し上げるようなことは出来ませんし、自分が万一の時に粗末な捨てられ方をされると悲しいことであります。

形見分けの品というものは亡き人を忘れないための、亡き人を偲ぶための、亡き人に感謝するための物であり、頂く事と大切にし続ける事によってその目的が充分に達成されたのであれば満足なことであり、お焚き上げ供養で天にお還しすれば自分も納得できて、亡き人にも喜んで頂けることなのです。

後世に伝えなければいけないような物は博物館や資料館に寄付するなどの措置を取りましょう。


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