沙弥、沙弥尼とは

沙弥のイラスト

沙弥、沙弥尼とは仏門に入って十戒を受けた成人前の男女の見習い僧のこと。

教団の構成員

僧侶の説明

仏教教団の構成員としては四衆もしくは七衆に分けられます。

四衆とは

仏教教団の構成員は出家修行者の比丘(びく)比丘尼(びくに)と、在家信者の優婆塞(うばそく)優婆夷(うばい)の4種となり、これらを合わせて四衆と呼びます。

七衆とは

また修行者の中で未成年者を沙弥(しゃみ)沙弥尼(しゃみに)と呼び,女性で入団して2年未満の者を式叉摩那(しきしゃまな)と呼んで、四衆と合わせて七衆と呼びます。

出家者について

三衣一鉢のイラスト

比丘・比丘尼、式叉摩那(しきしやまな)、沙弥(しやみ)・沙弥尼の五衆が出家者になります。

出家者は剃髪して十戒を受け、師僧より戒名を授かり、従前の名前を捨て出家して僧の集団の中で修行の生活を送ります。

出家者が自分の持物として許されているのは三衣一鉢のみで、悟りを目指して欲望を捨て、清らかで正しい生活を送ります。