木札とは
木札とは寺社の祈願に使われる平らな木の板に文字を書いた御札のこと。
紙の御札との違い
寺院の祈願に使われる御札には紙の御札と木の御札がありますが、紙の御札に比べて木の御札の方が大きく、祈願の内容によって大きさも小・中・大・特大のように設定していることが多く、御布施の金額に応じて大きさを変えているようです。
病気平癒で特別祈願護摩を焚いてもらう、或いは特別祈願してもらうなどの時には大きな木札を使って祈願してもらう方が高い御利益がある気がするものです。
木札の祈願について
寺院や神社で祈願してもらった木札は自宅に持ち帰る方法と預けて一年間祈願してもらう方法があります。
木の御札を預ける「宝殿祈願」
木の御札をお預けして一年間拝んでもらうことを「宝殿祈願」とも言います。
依頼主の方の住所や名前を墨で書いてもらい、祈願内容の朱のスタンプを押してもらって、木の御札料とお供えという形の御布施を包んで奉納します。
本殿で1年間拝んでもらう宝殿祈願は、自分の名前と願い事が書かれた御札を御本尊様の前にお祀りして1年間毎日拝んでもらえますし、一年間の祈願が済んだら御札は片付けてもらえますので、何もする必要はありませんが、守って頂いたお礼参りは大切な事です。
木の御札を持ち帰る
木の御札は祈願してもらって持ち帰ることが出来ますので、自宅にお祀りしたり病気の人のために病院に持って行ったりします。
木の御札は紙の御札に比べて金額が高くなりますので、特別祈願的な要素が強く、本殿に上がって祈願してもらうことで渡される木の御札は何とも有難く、大切な方の病気平癒を祈願してもらって病院に持って行く方も居られます。
木の御札のお祀りする場所は神仏によって違いますが、神棚、仏壇、祭壇などでお祀りし、床の間にお祀りされる方も居られますし、居間のテーブルやタンスの上にお祀りされる方も居られます。
木の御札をお祀りする時には寺社で頒布された時に入れてもらった袋から取り出して壁などに立てかけてお祀りします。
頂いた木の御札をお祀りする期間は一年間です、一年間お祀りしたらお礼を添えてお還し致しましょう。
木札の処分
家に持ち帰った木札は一年間お祀りしたら頂いた寺社にお礼を添えてお返しに行くのが礼儀です。
ゴミに出したり庭で燃やしたりしない方が良いです。
木札のお焚き上げ
一年間お祀りした御札は頂いた寺社にお礼を添えてお返しするのが基本になりますが、引っ越ししたので返しに行けない、何処で頂いたのか分からない御札があるなどの場合にはやすらか庵のお焚き上げ供養を御利用下さい。
中古の家を買ったら古い木札が残されていたなどの場合でもご利用下さいませ。