新興宗教に騙された

新興宗教用品のお焚き上げ

新興宗教とは歴史と伝統のある旧来の宗教に対して近年になって設立された宗教で、急激に信者を集めて大きくなったような団体は強引な勧誘活動をしたり、金銭的、人道的トラブルを多く抱えていたりしているのが実情です。

新興宗教に入るきっかけ

病草紙-歯の病気

病気になって病院に行けば病気の原因を調べてくれて治療や投薬をしてくれて、時間が経てば治っていきますが、事故に遭った、不治の病になった、事件を起こした、喧嘩が絶えないなどの不幸の原因は分からないもので、不幸を治してくれる病院は無く、どうすることも出来ないで過ごしている内に不幸が不幸を呼ぶという連鎖が止まらなくなってしまうのです。

誰も助けてくれない、自分の苦しみを分かってくれない、こういう時に答えを出してくれて、どうすれば幸せになるかを教えてくれる所があるとしたら、どこにでも飛び込んでいくもので、新興宗教は苦しみのある人の苦しみを取り除く方法を示すからこそ人が集まるのです。

しかしながらその実践の方法は、日常生活を捨てて信仰の道に入ることにこそ真の幸せがあることを説いたり、今までの価値観を否定することで苦しみを低減する方法では、現実の生活が出来なくなってしまうのです。

場合によっては前世の悪行の結果と結論付けられたり、悪い霊が憑りついてると脅されたりしますが、お祓いや除霊に多額のお金をつぎ込んでも教祖が儲かるだけで、ますます不幸になるのです。

既存の宗教にも問題がある

既存の宗教に不満を感じている人は多く、たとえば寺院の檀家でありながら住職がお金のことばかり言う、態度が上から目線、とても僧侶とは思えない贅沢な生活、お勤めをしている姿を見たことが無い、遊んでばかりいるなどの寺院や住職が居ることは事実であり、檀家を離れたいと真剣に思っている人が意外と多いのです。

また本来であれば檀家さんの悩み苦しみを救うはずの寺院が法を説くことなく、却って苦しめているようなことがあるからこそ、困った人の救済を真剣に取り組んでいる新興宗教の方が魅力的に映るのです。

新興宗教にも真面目に取り組んでいる団体がありますので、本当に救いを求めて駆け込むのではないでしょうか。

本当の幸せとは

助け合い

家に居ながら家族を持ちながら幸せにならないと意味がありません、何もかも捨ててしまったり、信者を勧誘することは自分一人だけなら良いかもしれませんが、他を巻き添えにしてしまえば不幸を撒き散らすばかりです。

要するに新興宗教が大きくなるための道具に使われているのであって、誰の幸せのためかと言えば、教祖の幸せのためにお金を出して奉仕しているのが実情です。

本当の幸せはお金を投げ出して出家する所にあるのではなくて、今の現実に幸せの種が眠っているだけなのです。

私達が不幸だと言って悩み苦しんでいることも釈迦から見れば取るに足らない幻の世界であり、仏の世界に目線を移せばもっと大切なことがきっと見えてくるはずなのです。

お金を使って幸せになれましたか?

皆さん一通りがんばってみますが、新興宗教に騙されるのも大切な勉強で、これによって真の幸せに気が付けばお金を出した価値があったかもしれません。

人によってはお金を無くし、精神や健康まで害することがありますので、どうにもならない所まで行ってしまうのではなくて、すぐに決別することです。

真実に気が付いたなら一刻も早く退会して縁を切り、これまでに買ったものに関しては捨てるという事では罰が当たりそうですから、こういう時にこそお焚き上げ供養を利用しましょう。

騙されたと気付いたら

希望の光

新興宗教で騙されたと気付いたら、速やかに離れましょう。

お金を取り返そうなんて考えてはいけませんし、折角ここまで修行をがんばってきたのになんて考えてもいけません。

自分が幸せにならなかったと気が付いたら、継続することは不幸な人を増やすだけなのです。

不幸から脱出するには

家族

不幸から脱出するに新興宗教に入る必要はありません、今のままでも大丈夫です。

それは自分が変わることから始まります、自分の楽しみや幸せの事ばかり考えるのではなくて、相手の幸せを思い願うことから始まるのです。

こんな簡単なことですが、実践するのは意外と大変です。

何で自分だけが不幸なんだろう…と考える事自体が間違いで、自分だけが不幸で良かった、それよりも家族の者が幸せであれば良いと願うのです。

新興宗教用品の処分

ごみとして捨てる

新興宗教を止める時にははっきりと止める旨を伝え、自分の意志表示をして、断るなら迷うことなくお断りいたしましょう。

不要になった用品は返しに行きたくないもので、監禁されたりしますと大変ですから、全て自分で処分するようにしましょう。

頂いたパンフレットや書籍、案内などはゴミとして捨てても構いませんが、なるべくなら白い紙で包むなどの配慮をします。

仏壇や本尊、経典などの処分はさすがに罰が当たりそうに感じるものですが、ゴミとして捨てる勇気があればゴミで構わないと思います。

新興宗教用品のお焚き上げ

やすらか庵のお焚き上げ供養

今まで礼拝していたものなら、さすがに仏壇や本尊、経典などを捨てることには抵抗があると思います。

そういう時にはお焚き上げ供養を利用すれば元の場所に還って頂けますし、安心して処分することが出来ます。