恩師とは
人生を歩んでいく中で出会った恩師・師匠と言える人はある意味親子の縁よりも深いもので、恩師・師匠亡き後には一生を掛けて御恩返しをしようと思うものです。
師弟の縁
我が国には古来より師匠の所に住み込みで弟子入りして技や技術を習得し、やがては後継者として後を継ぐような関係で成り立っている職業がたくさんあります。
師弟関係を結ぶ職業には
- 僧侶
- 大工
- 歌舞伎
- 落語
- 能
- 相撲
- 芸者
- 華道
- 茶道
などのたくさんの業種が存在しています。
その方のお陰で今の自分があると、今思えば親以上に自分のことを思ってくれたかもしれない、こういう有難い恩師に関しては、生きていればお礼に行ったりご挨拶に伺うことが出来るのですが、今は亡き人になっている場合は、それでもその恩師の教えが今の自分を支えていてくれているのです。
御恩返しの方法は
今は亡き恩師・師匠に御恩返しをする最良の方法は、恩師・師匠の考えや教えを受け継いで自分が実践するだけではなく、誰かに教えたり広めたりすることです。
亡き人に対して直接御恩返しをすることが出来ないのですから、今となっては目に見えない形での御恩返しということになるのです。
供養すること
今は亡き恩師・師匠に対して私達が出来ることは供養です。
供養とは手を合わせて感謝の気持ちを手向けることです。
供養のためにとお墓参りをされる方も居ますが、お墓参りもまた良い供養です。
位牌を作る
今は亡き恩師・師匠は私達にとっては守り神のような存在であり、そういう神のような方には、たとえあの世の世界に居られても、指導し続けて欲しい、守り続けて欲しいと願うものです。
こういう時には恩師の位牌を作り、魂を入れてもらえば、生きている限り守って頂けますし、見えない力となって指導して下さるはずでございます。
恩師に戒名があるのであれば、その戒名で位牌を作ることになります、戒名が無ければ俗名で位牌を作ります。
恩師の後継者や身内の方がおられるような場合には、その方には位牌を作らせてもらう旨のお断りを入れておきましょう。
そしてそのお位牌は必ず一生大切にして、万一自分が亡くなった時には棺桶に入れてもらいましょう。
やすらか庵では位牌を作ることが出来ますし、開眼供養した位牌を送ってもらえますのですぐにお祀りして手を合わせることが出来るのです。