Q.恩師の位牌を持ちたい
A.人生を歩んでいく中で、本当にお世話になったと言いますか、指導的な立場でお世話になったという方がいるものです。
その方のお陰で今の自分があると、今思えば親以上に自分のことを思ってくれたかもしれない、こういう有難い恩師に関しては、生きていればお礼に行ったりご挨拶に伺うことが出来るのですが、今は亡き人で、それでもその恩師の教えが今の自分を支えていてくれているのです。
仏とは自分のことを1つも言わずに他人の世話ばかりする、そういう仏のような方には、たとえあの世の世界に居られても、指導し続けて欲しい、守り続けて欲しいと願うものです。
こういう時には恩師の位牌を作り、魂を入れてもらえば、生きている限り守って頂けますし、見えない力となって指導して下さるはずでございます。
恩師に戒名があるのであれば、その戒名で位牌を作ることになります、戒名が無ければ俗名で位牌を作ります。
恩師の後継者や身内の方がおられるような場合には、その方には位牌を作らせてもらう旨のお断りを入れておきましょう。そしてそのお位牌は必ず一生大切にして、万一自分が亡くなった時には棺桶に入れてもらいましょう。